いまが旬!恋愛運を高めるパワーフルーツ
桃は縁起が良く「魔除け」「厄除け」「不老長寿」多くの実を結ぶことから「子宝を授ける」「繁栄」の象徴といわれる聖なる力を宿す果実です。
桃の甘い香りとみずみずしい美味しさは、苛立ちやストレスの元になる「邪気」を断ち切り、ハートを開いて「愛」と「喜び」と「幸せ」な気持ちと繋がる高い波動を私たちにもたらします。
また、風水では恋愛を「桃花(とうか)」結婚運を「桃花運」と呼び、恋愛運を高め幸運を引き寄せる桃は、美味しいだけではなく美容や健康、恋愛成就にも効果をもつパワーフルーツなのです。
世界の桃にまつわる神秘のパワー
日本の太陽神 天照大神(アマテラスオオミカミ)の父神 伊邪那岐命(イザナギノミコト)と母神 伊邪那美命(イザナミノミコト)の桃にまつわる神話があります。
死者の世界「黄泉(よみ)の国」から妻のイザナミを連れ帰る途中、イザナギは約束を破り振り返ってしまいます。腐敗した醜い姿を見られ怒ったイザナミは黄泉の国の魔物(鬼女)を連れてイザナギを追いかけます。その際に3つの桃の実を投げつけて魔物を追い払えたことから「邪気を払う力」が備わっている功績により、桃の実は意富加牟豆美命(オオカムヅミノミコト※大神実命とも表記される)の御神名を賜ります。
そして「私を助けたように、あらゆる人々が苦しみに落ち、悲しみ悩む時には助けてやってくれ」と命じられました。 後にその桃の実が桃太郎に生まれ変わり、人々を苦しめる鬼という邪気「厄」を払う桃の話が生まれた説もあります。
ギリシャ神話の最高神・全知全能の天空を司る神ゼウスの娘で若さと青春の美を司る女神へーべーは、オリンポス山の神殿で行われる神々の宴で給仕の役割でした。へーべーがふるまう神酒はとても美味しく、飲むと不老不死になる生命の霊薬「ネクタル」と呼ばれました。桃の仲間「ネクタリン」はギリシャ神話の霊薬「ネクタル」のように美味しいという意味で名付けられました。
中国では、桃の木は神や仙人に霊力を与える「仙木」、桃の実は邪気を祓う魔除けと不老長寿を与える果実「仙果」とも呼ばれています。また、中国の理想郷とされる「桃源郷」には美しい桃の花が咲き、桃の全てには神秘の力が宿されていると云われています。
桃の歴史
桃は中国原産の果物で約3,000年以上も前から食べられていた、とても歴史のある果物です。
日本では縄文時代の遺跡の祭壇から桃種が出土されるなど「古事記」や「日本書記」にも記述があり古くから親しまれてきました。日本の桃のルーツは岡山県の「白桃」で、そこから改良され多彩な品種が誕生しました。主に白桃(はくとう)と黄桃(おうとう)の2種類が存在します。
旬はいつ?
桃の収穫時期は5月~9月頃「早生、中生、晩生」と大きく3つに分けられます。一般的に最盛期は7~8月の夏の時期、多くの品種が食べ頃です。
桃に含まれる栄養とパワーは?
「実」ペクチン(食物繊維)、ナイアシン、ミネラルの一種のカリウムやビタミンC、ビタミンEも含まれています。
「種」桃仁(とうにん)という生薬で漢方薬としてよく知られています。消炎・鎮痛、血の巡りを良くし肩こり、頭痛、便秘、高血圧や脳梗塞の予防、更には女性ホルモンのバランスを整える等の効果があります。
「葉」あせも・肌荒れ・湿疹など皮膚の疾患に効果があり、桃の葉茶として飲用すれば美肌や血液の循環に良いとされています。
「花」3月3日の「桃の節句」女児の健やかな成長を祈る行事に欠かせない魔除けの花。恋愛運を高めます。
「樹皮」煎じて草木染めの染料として利用されています。
「色」恋愛運に最強のパワーを持つピンク色は桃色とも呼ばれ、幸せな気持ち優しい気持ちにさせるほか、緊張を和らげてリラックスさせ愛と安らぎを与えてくれます。美しさと柔軟さ、女性の輝きと魅力を惹きたてるビューティー運と恋愛・結婚運アップに最も効果的な色です。
「香り」心を解きほぐし精神をリラックスさせるアロマ効果があります。自分を愛し信じる気持ちを育てる桃の優しい香りには、若返りと幸せな気持ちになる効果もあります。
このように桃にはたくさんの栄養と神秘のパワーが含まれています!
今が旬の桃の美味しさと恩恵、神秘のパワーを頂きながらコロナ禍で沈みやすい心に元気な癒しと優しさ、幸せをとり入れましょう♪